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グッピーを上手に飼う方法

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繁殖について

産仔

■繁殖の環境

グッピーの繁殖期は、これといって期間があるわけではありません。
生後3~4ヶ月程たってかつ水質が安定してくると産仔しやすくなります。
3ペアも一緒の水槽で飼っていれば、自然に繁殖活動を行ないます。

■産仔

グッピーは卵胎生魚です。お腹の中で卵を育て、孵化させてから体外に放出します。 このため、食卵される危険が無く、カビにやられる心配もありません。メスのお腹から出てくる稚魚は、そのまま泳いで外敵から逃げることが出来ます。通常、卵から孵化した稚魚はヨークサックという栄養袋を持っています。よく見るとグッピーも持っていますが、ほぼ使い切った状態で出てくるため、生まれた瞬間から普通に餌を食べることが出来ます。ただし、親魚は生んだ仔を食べる習性があるのでこの点に注意が必要となります。

産卵ではなく仔を産むわけですから、胎生魚の場合、産卵と言わず、産仔(さんし)と言います。 稚魚誕生は、熱帯魚を飼育する上で、最も感動を与えてくれる瞬間であり、この喜びは他に変えがたいもので、これはグッピーに限らず観賞魚飼育の醍醐味の一つです。 確実に仔を取りたい場合、産卵箱等を使用すると高確率で稚魚を取ることができます。産卵しそうな固体がいたら水槽内に産卵箱等を取り付け、親魚を入れます。おなかが大きく、尻ビレ付近が黒くなってきたらもうすぐ仔を産むサインなので、目安にしてください。

また、産卵箱を使わなくても水槽内に水草やウィローモスを多く入れておけば産卵箱より生存率は低いものの自然に繁殖させることは出来ます。(親魚の水槽で自然繁殖させたい場合は、フィルターの吸い込み口にスポンジ等を付けるかエアーリフト式のフィルターを基本に使用してください)

■産仔後の処置

親グッピーが稚魚を食べてしまう恐れがあるため別の水槽で保護する必要があります。 産卵箱で親魚が仔を生んだ後は、親魚を速やかに産卵箱から取り出し、元に戻します。生まれた稚魚は産卵箱の中でそのままある程度の大きさまで育てることが出来ますし、別の水槽に移してあげても良いでしょう。(GEXの産卵BOXならエアレーション機能によりBOX内での飼育も快適です) 自然繁殖した場合でも稚魚を別の水槽に移してやる事をお勧めします。 稚魚を移した水槽は、フィルター以外は親グッピー水槽と基本的に同じ環境にしてください。 水は全部を新しくせず、親の水槽から取った水を出来るだけ投入すると良いでしょう。水温の差にも注意してください。フィルターの水流は子グッピーにとって強すぎて、吸い込まれてしまう為、モーター式のフィルターは設置せずにエアーリフト式のフィルターを弱めで使用するかエアレーションのみを行います。

卵を孵化用の水槽に移す

一日1回~2回粉末状の稚魚用のエサや親グッピーのエサをすりつぶして稚魚に与えます。粉末状のエサを与える場合には水面に浮いている時間がある程度必要です。与えすぎは水を汚すので気をつけてください。エサには、ブラインシュリンプを孵化させてやる方法もありますが、ここでは取り扱いのカンタンな人工飼料をお勧めします。

■元の水槽への引越し

子どもが親の半分ぐらいの大きさになったら元の水槽に戻します。この際も水温の差がないように注意してください。