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メダカの飼い方屋外飼育について

メダカ飼育にチャレンジする方は、まず屋外で飼育するかそれとも室内で飼育するかで迷ってしまうのではないでしょうか。
室内飼育ですと、温度や日照時間の管理をすれば1年中元気なメダカの姿を見ることができますが、その分手間ひまがかかります。
屋外飼育は室内飼育よりも手軽にでき、睡蓮など様々な水生植物と一緒に育てることができますが、冬になると当然、メダカは冬眠してしまいます。
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、飼育方法を考えてみましょう。

屋外飼育のメリット

・水生植物と一緒に育てる事ができる

・飼育器具が少なく、飼育が簡単

・室内飼育のように横から鑑賞するわけではないので、身近な容器で飼育できる

・四季の移り変わりや自然を感じながら楽しむ事ができる

屋外飼育のデメリット

・冬は鑑賞できない

・上からしか鑑賞できない

・天敵に狙われやすい

・水温変化が大きい

屋外飼育の楽しみ方

春~夏、玄関先や庭にある睡蓮鉢や水鉢で、スイスイと気持ち良さそうに泳ぐメダカの姿を見ることが多いと思います。
水草などを一緒に育てる事で情緒溢れる風景を楽しむこともできます
室内の水槽のように、メダカを横から眺めることはできませんが、元々メダカは川や池に住んでいた魚ですので、上から鑑賞するのが本来の楽しみ方なのです。

屋外飼育の楽しみ方

屋外飼育できるメダカの種類

メダカと言っても種類は様々。
品種改良を重ねたメダカは自然に適応しにくく、屋外飼育をすると死んでしまった、なんてことも多々あります。ここでは屋外飼育に向いたメダカの種類をご紹介します。

  • 黒メダカ黒メダカ

    自然に生息している野生のメダカですので、屋外飼育に最も適した品種です。

  • ヒメダカヒメダカ

    黒メダカと同様、丈夫で飼育がしやすいので、屋外飼育にもピッタリです。

  • シロメダカシロメダカ

    体色が明るいのでよく目立ち、観察しやすいのでオススメです。ただし、黒メダカ・ヒメダカに比べると飼育難易度が高くなります。

  • ヒカリメダカヒカリメダカ

    屋外飼育では上から鑑賞しますので、上からの見た目が美しいメダカを飼育するのがオススメです。

飼育器具について

水槽(容器)

本来、メダカは浅くて流れが少ない場所に生息しています。
深さよりも、水面の面積が広いものを選びましょう。
水面の面積が広いと、水の中に取り込まれる酸素の量が多くなりますし、太陽の光が底まで届くので殺菌効果もあります。
また、夏場など水温が急激に上がるのを防ぐ為にも、できるだけ外気の温度の影響を受けにくい素材のものを選びましょう。

水槽(容器)

砂利

土や砂利は、バクテリアの住処となります。また、水質安定の効果もあります。

→メダカソイル →メダカの砂利 →水草一番サンド

砂利

水草

メダカの隠れる場所や産卵場所になります。
また、酸素の供給や水質の浄化作用にも効果があります。
睡蓮などの水生植物を入れると風情も出るので、お好きなレイアウトを楽しみましょう。

水草

その他あったら便利なもの

  • フィッシュネット

    メダカや水中のゴミをすくうのに必要です。

    フィッシュネット» フィッシュネット
  • 日よけ

    夏場など、直接太陽の光が当たらないように、よしず等を置いて急激な水温上昇を防ぎます。

    日よけ
  • エアレーション

    水中に空気を送り込み、かき混ぜて溶かし込みます。フィルターを使わないメダカ飼育にもぴったりです。

    ベストバイオエアー» ベストバイオエアー

屋外飼育環境(ビオトープ)の作り方

屋外飼育が簡単と言われる理由は、ビオトープにあります。
ビオトープとは生物の生息空間のことを言い「生物が住みやすいよう自然な状態の環境を作る」ことをいいますつまりは人工の生態系です
光は太陽の光を、砂利や植物・バクテリアが水を浄化し、自然に酸素を補ってくれます。
微生物や水草、苔がメダカのエサになりますので、エサやりの回数も減ります。
こういった自然のサイクルを作ることで、人間の手をほぼ加えることがなくなりますので、室内飼育よりも簡単に、費用も安く飼育する事ができます。

屋外飼育環境(ビオトープ)の作り方

ビオトープの作り方

砂利を洗う

1.メダカを飼育する容器に砂利を敷きます砂利は洗ってから使用しましょう。
※ 洗剤は使わず、容器の中では洗わないようにしましょう。また土からできた底砂(ソイル)は洗わずに使います。

カルキ抜きを入れる

2.水を入れてカルキ抜きを入れます。カルキ抜きがない場合は、2.3日汲み置きした水を入れます。水が土と混ざり濁った時は、濁りが沈殿するまで待ちましょう。濁りがあるまま水草を入れると、水草に土が付着してしまいます。→濁りの沈殿を早くする方法

水草を入れる

3.水草を入れます。直接植えてもいいですし、後々の管理を考えて、鉢やポットに入れたまま入れるのも良いでしょう。

メダカを入れる

4.濁りが沈殿したら、メダカを入れます。メダカを入れる際は、必ず「水合わせ」を行って下さい。

メダカの元気POINT !「水合わせ」

メダカの元気POINT !「水合わせ」

水合わせ

袋の中の水と水槽の水の温度があうように30分ほど水槽に浮かべます。30分ほどしたら袋の口を開け、袋の水と水槽の水が自然に混ざるようにしましょう。こうすれば魚も新しい水に自然になれてきます。

設置場所について

屋外は室内と違い、環境が一定ではありません。また、様々な危険要因もあります。
安全な場所で、安心して飼育できる場所に設置しましょう。

  • 日当り・風通しの良い場所日当り・風通しの良い場所日当り・風通しの
    良い場所

    最低でも1日2~3時間程度は日光が当たる場所設置しましょう。しかし、夏場に直射日光が当たりすぎると水温が上昇してしまうので注意が必要です。

  • 安定している場所安定している場所安定している場所

    不安定な場所に設置すると、転倒の恐れがあります。

  • 排水ができる場所排水ができる場所排水ができる場所

    その場で水換えができる場所にしましょう。

  • ひさしがあり、雨水が入らない場所ひさしがあり、雨水が入らない場所ひさしがあり、
    雨水が入らない場所

    大雨が降ると水かさが上がり、メダカが流れてしまいますので注意しましょう。

  • 猫やカラスなどの天敵に狙われにくい場所猫やカラスなどの天敵に狙われにくい場所猫やカラスなどの
    天敵に狙われにくい
    場所

    屋外飼育は天敵がいっぱいです。
    狙われにくい場所や、対策を施した場所に設置しましょう。→天敵についてはこちら

  • 室外機など家電製品が近くにない場所室外機など家電製品が近くにない場所室外機など家電製品が
    近くにない場所

    家電製品が発する熱により、水温が上昇する恐れがあります。
    また家電製品に水がかかると危険ですので注意が必要です。

エサについて

メダカには胃がありませんので、少しずつしかエサを食べられません。
5分以内で食べつくす量を1日に2~3回与えましょう。エサを食べる様子を毎日見ているとメダカの状態も分かるようになります。
エサの与えすぎは水汚れや病気の原因になりますので注意しましょう。

メダカ元気産卵・育成用フード» メダカ元気
産卵・育成用フード

水換えについて

屋外飼育の場合、メダカに適した環境が自然と作られていきますので、水換えは必要ありません。しかし、蒸発で水かさが減ってしまいますので、水が減ってきたらカルキを抜いた水を少しずつ足すようにしましょう。

メダカ元気はぐくむ水づくり» メダカ元気
はぐくむ水づくり

天敵について

屋外飼育ですので、外敵に狙われることも多々あります。
ここではメダカの天敵とその防止方法についてご説明します。

ヤゴヤゴ

ヤゴ

トンボの幼虫であるヤゴは、水中に生息する水生昆虫です。
肉食でメダカを補食してしまいますので、注意が必要です。

  • ・ 見つけたら直ちに駆除。
  • ・ 1匹見つけると複数いると思って、徹底的に駆除。保護色で見つけにくいので、水ごと入れ替えをする。
  • ・ 卵を生むトンボが近づけないよう、ネットをはる。

猫・鳥(カラス・サギ等)

猫・鳥(カラス・サギ等)

一度味をしめると、何度も来るようになってしまいます。

  • ・ ネットをはって近づけないようにする。
  • ・ 人目のつく場所に水槽を置く。
  • ・ 水槽を高めの台に乗せる。
  • ・ メダカが隠れやすいように水草を多めに入れる。

水生昆虫(タイコウチ・ミズカマキリ等)

水生昆虫(タイコウチ・ミズカマキリ等)

肉食性のため、メダカを補食してしまいます。

  • ・ 住み着いていないか、こまめにチェック。
  • ・ 見つけたら直ちに駆除。