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うさぎの食性と栄養

food habits and nutrition

うさぎの食性について

うさぎは、完全な草食動物です。ただ、牧草だけを与えていては健康な体を作り維持していく事は出来ません。
牧草の他にペレットフード(ラビットフード)と呼ばれる固形の栄養補助食と乾燥、又は生の野菜や果物等のおやつを適量与えます。また、うさぎにとって水も大変大切です。乾燥した食物を中心とした食生活のため沢山の水を飲みます。ウォーターボトル等で毎日新しく清潔な水を切らさないようにしてあげましょう。

食事の量と与える回数

うさぎの体重・糞の状態などを観察しながら、うさぎの体調などに合わせて調整してください。

成長期のうさぎ(6ヶ月未満)には、牧草とペレットフードを食べるだけ与えてください。成長期にフードの制限をすると栄養を充分に取る事が出来ず体の成長に悪影響を及ぼします。
また、色々な種類の乾燥、又は生の野菜や果物等のおやつを適量与えてください。子供の時に色々な食物を食べさせて、味や食感に慣れさせておく事で大人になってもバラエティー豊かな食事を取らす事が出来ます。
また大好物なものを探しておいてあげると病気になった時に助かります。
大人になったうさぎには、成長期の子供のように無制限にペレットフードを与え続けると間違いなく肥満してしまいます。
ペレットフードは、体重の3〜5%程度の量を目安に与えます。ただ、ペレットの量を減らしていく時には、少しずつ時間をかけうさぎの体調を見ながらにしてください。
大人のうさぎの主食は、ペレットフードに変わってチモシー等のイネ科の牧草になります。新鮮で良質な牧草をいつでも好きなだけ食べられるように与えてください。
食事の回数ですが、1日1回でも2回でもかまいません。基本的には夕方から夜や明け方にかけて活発に行動するうさぎにとっては、この時間帯に食事を与える方が生活パターンに合っているといわれています。
ただ飼い主さんの生活パターンに合わせてもらってかまわないと思います。

うさぎの体重・糞の状態などを観察しながら、うさぎの体調などに合わせて調整してください。

牧草の選び方

成長に応じて与える牧草を変えましょう

うさぎに与える牧草には、マメ科とイネ科の牧草があります。
マメ科の牧草はアルファルファですが、タンパク質とカルシウムが多く成長期のうさぎに適した牧草ですが大人になってからは、おやつ程度に小量を与えることにとどめてください。
一方イネ科の牧草の代表は、チモシーで繊維質が豊富で低タンパク、低カルシウムのためうさぎに適した牧草です。
チモシーには、刈り取った時期により1番刈り、2番刈り3番刈りまであり牧草自体の柔らかさや栄養価に違いがあります。1番刈りが最も茎が太く硬めでタンパク量も少なく2番、3番になるほど柔らかくタンパク質量も多めになります。うさぎには、繊維質が最も多い1番刈りを食べてもらいたいのですが柔らかい牧草を好む子には2番、3番刈りを食べさせても問題ありません。
他にイネ科の牧草には、イタリアンライグラスやオーチャードグラス、オーツヘイ等があります。チモシーを中心に色々な種類の牧草を食べさせてあげる事が理想的です。

成長に応じて与える牧草を変えましょう

ペレットフードの選び方

栄養満点のペレットは、適量を与えましょう

ペレットフードは、非常に沢山の種類があり値段も様々です。
主原料である牧草がアルファルファかチモシーの違いの2種類あります。一般的にアルファルファ主原料のものは、タンパク、及びカルシウム量が高く成長期用として販売されているものが多いです。かつてはアルファルファ主原料のペレットフードが主流でしたが現在では、チモシー主原料のペレットフードが主流になっています。
また、チモシー主原料のペレットフードでは、ライフステージに合わせて(年齢に合わせたもの)、成長期、維持期、シニア期用等に分けて販売されているものもあり、それぞれに合った原料を加え機能性と特質をもたせています。
どのペレットをうさぎにあげたら良いかは、うさぎの年齢や体調に合わせて飼い主さんが選んであげればよいかと思いますが、なるべく高品質で新鮮なものを選ぶ事も大切です。
また、ショップ等でアドバイスを受ける事もお勧めします。

栄養満点のペレットは、適量を与えましょう

おやつの選び方

ごほうびとして適量を、効果的に

おやつは、主食ではないので少量を効果的にあげる事が望まれます。
おやつは、うさぎと飼い主さんのコミュニケーションツールとして使います。
ただフード入れの中にぽんといれてあげるのではなく、うさぎに声をかけて目が合った時に手からあげたり、ブラッシングの後でご褒美としてあげたりすることでうさぎとのコミュニケーションがとれうさぎも楽しみに待っていてくれるようになります。
このように使う事がより効果的にうさぎとの距離を縮める助けになります。
うさぎにとって食べる事は一番の楽しみです。その中でも甘みが合ったり美味しかったりするおやつは、うさぎの大好物です。うさぎが喜んで食べている所を見ると何回もあげたくなりますがおやつのあげ過ぎは肥満に直接繋がります。
おやつにも砂糖がついたものや天日で乾かしただけのもの等色々な種類のものがありますが、なるべく砂糖等で人工的な甘みを加えたものではなく、天日干した野菜や果物をお勧めします。ただ、「砂糖が付いているからあげてはだめ」とはいいませんが、与える量を考えてあげればうさぎの大好きなおやつになります。

ごほうびとして適量を、効果的に

水について

ペットが1日に必要な水分量の比較

うさぎにとって水はとても大切です。「うさぎには、水をあげてはいけない。」と信じている人がまだいます。でも現在うさぎの主食は、牧草を中心に栄養補助食のペレットフード等乾燥した水分の非常に少ないもので、これらを食べるためには沢山の水が必要になります。
もし水が十分に飲めないと食事をとることができないばかりでなく腎臓に大きな負担がかかり腎不全等の重篤な病気になる可能性が大きくなります。ですからウォーターボトルなどで清潔な水を飲みたいだけ飲めるように用意してあげてください。
お水は、水道水で大丈夫です。水道水には、消毒をする塩素が含まれていますがうさぎの健康に問題はありません。
市販のミネラルウォーターもうさぎに与えても問題はありません。しかし、ミネラルウォーターにはカルシウムなどのミネラル分の多い硬水とミネラル分の少ない軟水があります。うさぎには、カルシウムの多い硬水ではなく軟水のミネラルウォーターを選んで与えてください。

ペットが1日に必要な水分量の比較

与えてはいけないもの

与えてはいけないもの:デンプンや糖分の多いもの、シュウ酸の入っている野菜、中毒を起こす野菜

うさぎには、人が食べるチョコレートやビスケットなどの甘いおやつは絶対に与えないでください。うさぎは、甘いものが好きなので人が与えれば食べてしまいます。
うさぎは、完全な草食動物のため消化機能に大きなダメージを与えます。特にチョコレートの原料カカオの成分は、中毒症状を起こし亡くなってしまうこともあります。
野菜でもネギやニンニクは、強度の貧血を起こす原因になります。
果物ではアボガドは脂肪が多すぎるうえ、毒性のある成分が含まれていて中毒症状を引き起こします。また、花やハーブ、観葉植物の中にも毒性のあるのもがあるのでよく調べてから与えましょう。
いずれにしても主食以外で与えることが可能なものでも少量ずつ様子を見ながら与えることが大切です。

与えてはいけないもの:デンプンや糖分の多いもの、シュウ酸の入っている野菜、中毒を起こす野菜