かぶのあんかけうどん
調理時間 20分
片栗粉でとろみをつけているので舌ですくいやすくシニアのワンちゃんにもおすすめです。おうどんは、そのままの長さでも上手に食べる子が多いですが、食べにくそうな時は短く切ってあげて下さい。おうどんの代わりに、炊いたごはんにかけてもおいしい一品です。
<材料>(1食分)
鶏ひき肉 | 100g | |
かぶの根(小) | 2分の1個 | |
かぶの葉 | 3本 | |
にんじん | 20g | |
マイタケ | 15g | |
ゆでうどん | 80g | |
水 | 150cc | |
★片栗粉 | 小さじ2 | |
★水 | 小さじ2 |
<レシピ提供>
<作り方>
かぶの根と葉、にんじん、マイタケは、それぞれ食べやすい大きさに切っておく。
鍋に水と1.のにんじん、マイタケを入れて火にかけ、沸騰したらカブの根を入れて、それぞれが柔らかくなるまで煮る。
2.に鶏ひき肉を加えて色が変わったら、かぶの葉を入れてサッと煮る。
★を合わせた水溶き片栗粉を3.に加えてとろみが出たら火を止める。
器にゆでうどんを入れて、4.を上からかけて、人肌程度に冷ましてできあがり。
<栄養ポイント>
かぶは、根と葉が異なる栄養素を持っています。
根の部分に多く含まれているのは、カリウムや食物繊維で、カリウムは、細胞の浸透圧を維持する働きや、水分の調整を行う働きのほか、エネルギー代謝をスムーズにして細胞が正常に働けるような環境づくりも行っています。
水に溶けやすい性質を持っているため、スープなどで汁ごと食べるのがおすすめです。
食物繊維には、血糖値の急な上昇を抑えてコレステロールを腸内から吸収するのを防ぐ効果や、便秘の予防などの効果が期待できます。
さらに、アブラナ科の野菜に共通して含まれているイソチオシアネートが根の部分にはあり、発がん物質の毒性を解毒して排出する作用があるため、がん予防に効果があると言われています。
葉の部分には、βーカロテンやビタミンC、鉄などが多く含まれています。
特にβーカロテンは、その含有量がトマトの5倍もあり、体内で必要な分だけビタミンAへと変わって皮膚や粘膜を正常に保つ働きをするため、感染症予防にも役立ちます。
鶏肉は、部位によって栄養素が異なってきますが、共通して多く含まれているのはタンパク質です。
鶏肉に含まれるタンパク質の中には必須アミノ酸である「メチオニン」が含まれていて、肝臓の毒素を排出し、肝臓機能を高める効果があります。
また肝臓に脂肪が貯まるのを防ぐ効果もあるので、肝脂肪の予防にも期待できます。