お弁当にもできる「がんもどき」
調理時間 50分
がんもどき(飛竜頭)は豆腐にお好み食材を加えて作るため食べやすいおかずです。野菜やひじきが苦手な場合には、混ぜる前にフードプロセッサーを利用すると良いでしょう。楕円形にすることで油の使用量と時間を短縮できます。また同じ具材を使い簡単に混ぜご飯が作れます。かつお節を加え香りによる嗜好性を高めることができます。
<材料>(1食分)
鶏ミンチ | 50g | |
木綿豆腐 | 1/2丁 | |
人参 | 10g | |
さやえんどう | 3枚 | |
舞茸 | 5g | |
乾燥ひじき | 小さじ1 | |
かつお節 | 小1パック | |
米粉 | 大さじ2~3程度 | |
こめ油 | 適宜 | |
炊いたご飯 | 30g | |
ゆで卵 | 1個 | |
茹でたブロッコリー | 少々 |
<レシピ提供>
<作り方>
とうふは水切りをしておきます。
人参とさやえんどうは千切り、舞茸はみじん切りにします。
鍋に水50ccと1.の野菜を入れて加熱し、沸騰したところで火を止めます。
乾燥ひじきを加えて混ぜ合わせ、冷ましてからかつお節を入れます。
(フードプロセッサーを使う場合はここで)
2.の1/3量と炊いたご飯を混ぜ合わせ、適当な量をラップに包んでおにぎりにします。
1.で水切りしたとうふをボウルに入れてつぶします。
そこに2.を2/3量と米粉を加えてよく混ぜ合わせます。
(水分が多いと崩れますので米粉の量で調整してください)
フライパンに底1㎝ぐらいのこめ油を入れて火にかけます。
4.をスプーンですくってフライパンに入れ、ひっくり返しながら両面がきつね色になったところで取り出し、油を切って冷まします。
3.と5.にゆで卵、茹でたブロッコリーを添えてお弁当の完成です。
<栄養ポイント>
「畑のお肉」とも言われる大豆で作られるとうふですが、絹ごしより木綿の方がタンパク質やカルシウムの含有量が多くなります。
また良質なタンパク質を含む鶏肉はビタミンAも多く含む食材ですから、双方を合わせることでより栄養価に富んだおかずとして活用できます。
卵もまた良質なタンパク質を含む食材の1つですが、特に必須アミノ酸のバランスが良く、ビタミンA、B2、Eも含有する栄養価が高いお薦めの食材です。
かつお節はEPA・DHA、ビタミンB12を含むかつおを加工した食品であり、うま味成分のイノシシ酸、グルタミン酸が含まれた手軽な発酵食品です。
緑黄色野菜である人参・さやえんどう・ブロッコリーは抗酸化作用があるβカロテン、ビタミンCを含みます。
ビタミン・ミネラルが豊富なひじきですが、カルシウム含有量が多いことから、ビタミンDを多く含む舞茸と一緒に油調理で摂取することがお薦めです。
こめ油は必須脂肪酸であるリノール酸やビタミンEを多く含む油で、酸化に強く加熱調理に向いた油とされています。