ゴーヤとツナの白和え
調理時間 30分
夏の疲れにさっと食べられるゴーヤのさっぱりヘルシーレシピ。ゴーヤの少し苦手な子でも食べやすいように、豆腐や長芋、かつおやツナ等と混ぜ、苦みの感じ方を少し和らげるようなレシピに仕上げました。火を使う時間を少なくし、ツナ缶を使うことでお手軽に作りやすくなっています。
<材料>(1食分)
ゴーヤ | 30g | |
木綿豆腐 | 80g | |
ツナ缶 | 約38g(1/2缶) | |
パプリカ | 30g | |
まいたけ | 15g | |
長芋 | 50g | |
かつおだし | 1カップ | |
すりごま | 小さじ1/4 | |
酢 | 小さじ1/2 | |
(ダイエットを目的にしないならば)亜麻仁油やごま油やオリーブオイル | お好みで小さじ1/2 |
<レシピ提供>
<作り方>
食材の下準備。
ゴーヤは種と白い部分をしっかりとって薄切りに、パプリカ・まいたけも食べやすい大きさに切っておく。
(今回は全て薄切りにしています)
木綿豆腐の水切り。
豆腐をキッチンペーパーで包み、重石を乗せて30分ほどおく。
(時間がなければキッチンペーパーに包んだ豆腐をレンジで2分程度暖めてもOK)
かつおだしを取る。
水200ccを沸騰させて、かつお節4g(ふたつまみくらい)を入れてひと煮立ちしたところで濾す。
だしを取った後のかつお節は粗熱を取った後、細かめに刻んでおく。
長芋を細かく包丁でたたいて粘りを出し、お酢と2.のだしを入れて混ぜておく。
(※酢は疲労回復などに有効とされるクエン酸等含まれますが、長芋の色止めの役割も兼ねて使用しているので、酸味が苦手な子や、気になる飼い主さんは敢えて入れなくても問題ありません)
3.でとったかつおだしを再び鍋に戻しいれて、1.の野菜をそれぞれ軽くさっとゆでる。
パプリカはさっと、ゴーヤは色が変わるまで、まいたけは火が通ったらすぐにあげる。
水切りした木綿豆腐をボウルに入れてスプーンの背などで細かめに崩し、長芋の約半分とすりごまとを混ぜ合わせる。
6.のボウルに3.で細かく刻んだかつお節、5.でゆでた野菜とツナを入れて混ぜ合わせて器に盛り、残りの長芋を添えて出来上がり。
<栄養ポイント>
犬は苦みが苦手と言われますが、ゴーヤは意外に好きな子も多く、特に夏の疲れの回復や消化促進にお勧めの食材です。
主な苦み成分はモモルジシン。
胃の消化を高め、強い抗酸化作用をもちます。
またゴーヤには加熱に強いビタミンCをはじめ、カリウムや鉄分などの多くのミネラルも含みます。
なお、ビタミンCは水溶性なので、火を通す際はさっと色が変わる程度にとどめてください。
「畑の肉」と言われるほど、多くの植物性たんぱく質を含む大豆から作られる豆腐は、タンパク質と共に脂質も多く含む消化のいい食材です。
オリゴ糖も含まれ、腸内の善玉菌やビフィズス菌がふえることで免疫力の向上等多くの有益な効果が見込まれると言われています。
またレシチンによる血流改善の効果や、サポニンの作用による老化の抑制や脂肪の蓄積の予防等の効果も期待されます。
まぐろは多くのたんぱく質を含み脂肪分が少なく、不飽和脂肪酸を多く含む食材です。
今回使用した「ツナ缶」を選ぶ際のポイントは、原材料の部分をよく見ること。
「まぐろ」「かつお」等、原材料のみ書かれている缶詰が販売されています。
塩分等が気になる方は、原材料名表記が限りなく少なく、食塩などの表記のない缶詰を選ぶといいでしょう。
またカロリーの面から見れば水煮の方がお勧めですが、気にならなければ油漬けをしっかり絞って使用しても問題ありません。
ツナ缶を使うことで忙しいときの手作り食の助けのみならず、災害時の備蓄にもなり、食事の選択肢を増やす助けにもなります。
なお、時間があれば、野菜スープでまぐろ等のさくを茹でて作る自家製ツナを作ってもいいですね。