鯵のいちじくあん
調理時間 30分
プロテインスコア100の必須アミノ酸に富んだ鯵を、いちじくの消化酵素と一緒に摂り消化吸収をよくしています。揚げ衣は高野豆腐の粉に代替し小麦アレルギーの子にも対応しました。揚げ焼きにすることで油脂分を大幅にカットし摂取カロリーダウン。シニア期の体重管理にも大いに役だつレシピです。活動量の多い子は、適宜お与え下さいね。
<材料>(1食分)
刺身用鯵 | 100g | |
ドライいちじく(小) | 2個 | |
本葛粉 | 10g | |
水(出し汁) | 80cc | |
高野豆腐粉 | 大さじ1程度 | |
胡麻油(お好みの植物油) | 大さじ1程度 |
<レシピ提供>
<作り方>
ドライいちじくは、50度のお湯に20分ほど浸け、戻ったら刻んでおく。
葛粉は水(出し汁)に溶かしておく。
鯵に高野豆腐の粉をまぶし、フライパンを温め少量の油を敷き、中火で両面こんがりと焼き上げる。
鍋に2.と1.を加え木ベラでよく混ぜ、よく溶かしてから中火にかけ、透明になるまでよく練る。
3.に4.を掛けて盛り付ける。
<栄養ポイント>
春先から夏にかけてが旬の魚である鯵は、栄養素のバランスがとれています。
特にタンパク質は身体を構成する栄養素で、必須アミノ酸のバランスも良く、
アミノ酸スコアも100という優れた食材です。
タンパク質は体内での代謝に関係する酵素の原料でもあります。
鯵のタンパク質の消化吸収を助ける役目がいちじくの消化酵素フィシンです。
鯵のようなタンパク質の多い食材と組み合わせることで消化吸収がよくなります。
生のいちじくが手に入ったら、ビタミンCとの相乗効果でより一層吸収率が上がりますね。
また、タウリンとカリウムは他の青魚に比べて含有量が多いのが特徴です。
【タウリン】
・疲労回復・滋養強壮
・血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす
・血圧のコントロール、高血圧を改善する
・肝機能の向上
・インスリン分泌を促進し糖尿病の予防・治療に有効
・視力の衰えを防ぎ、新生児の脳や網膜の発育を助ける
・交感神経の働きを抑え、腎臓の働きを促進
【カリウム】
・塩分の排出、細胞膜の浸透圧に影響する
・細胞外液に多いナトリウムと相互に作用しながら、細胞の浸透圧を維持
・水分を保持するのに重要
・血圧降下作用
・酵素を活性化
・筋肉のエネルギー代謝
・神経伝達、筋肉の収縮を補助
・便秘改善
・腎臓における老廃物の排泄を促進
・浮腫みをとる
・ストレスを改善
・ダイエット効果
などの健康効果が期待されます。