しじみの卵とじ丼
調理時間 20分
春を想う具沢山の卵とじどんぶりです。
1つのフライパンで作っていくので、わんちゃんたちに大人気の卵は勿論、しじみから出た出汁の味が野菜にしみこみ食欲をそそる柳川風の1品です。
野菜をくたくたに煮込めば食べやすさもアップします。
<材料>(1食分)
しじみ(殻付き) | 約200g | |
白菜 | 15g | |
卵 | 1個 | |
ごぼう | 10g | |
にんじん | 10g | |
きぬさや | 5g | |
しいたけ | 5g | |
炊いたご飯 | 50g |
<レシピ提供>
<作り方>
しじみは下処理をあらかじめしておく※
※しじみの下処理
買ってきたしじみを泥っぽさが抜けるまでこすりながら洗う。
(この時に出てくる黒いひらひらは、貝からとれてしまったものなので気にしなくてOK)
平たいトレーなどにしじみを敷き詰め、約1%濃度の食塩水を
貝の半分くらいが沈む程度に流し込み、1~2時間ほどかけて砂抜きをする。
(平たいザルがあり、底に直接接しないように並べられれば
吐き出した砂が戻ることがより減りますが、この方法でも吐き出してくれます。)
白菜・ごぼう・にんじん・しいたけは食べやすい大きさに切る。
きぬさやは筋を取ってさっと火を通し、色が変わったら冷水にあげ、食べやすい大きさに切る。
卵は割って溶いておく。
少し深手のフライパンを火にかけ、温まったら下処理を終えたしじみを入れ、
水50ml程度回しいれ、殻が開くまで蒸し焼きにする。
5.のしじみの殻が開いたら取り出し、粗熱を取った後に中の身を取り出す。
しじみを取り出した後のフライパンにそのまま、白菜・ごぼう・にんじん・しいたけを入れて炒める。
7.の野菜に火が通ったら弱火にし、溶き卵の半分を入れてから、
6.のしじみのむき身と、きぬさやを散りばめ、蓋をして蒸し焼きにする。
蓋を開け火が通ってることを確認したら最後に残りの卵を回しいれ、
軽く固まったら火を止める。
炊いたご飯の上に9.を盛り、冷ましたら出来上がり。
<栄養ポイント>
しじみには肝臓の疲労回復や働きを助けると言われるオルニチンというアミノ酸をはじめ、
肝機能強化が期待されるタウリン等、多くの良質なたんぱく質が含まれています。
また、うま味成分のコハク酸は、美味しい出汁を作るのにもむいているだけでなく、
疲労回復にも役立ちます。1年中流通し、また旬は諸説ありますが、
夏の産卵前の時期にあたる、春から初夏にかけての時期が味的には
美味しいのではないかともいわれています。
卵(鶏卵)は物価の優等生とよく言われますが、
栄養価においても優等生で完全食品とも言われています。
必須アミノ酸がバランスよく含まれていることをはじめ、
免疫力を高めるビタミンA等多くのビタミンや、骨や血液など体を作るミネラル類も豊富に含まれます。
白菜には腎機能を高めるカリウムが多く含まれ、老廃物の排泄を助けます。
また粘膜を正常にし、免疫力を高めてくれるビタミンCや、
腸内の善玉菌を増やし、便通をよくする食物繊維も多く含みます。
更に糖質がキャベツより少なくエネルギーが低いので、
くたくに煮ればたくさん食べられるダイエット向きの食材でもあります。