たっぷりキャベツのホワイトミネストローネ
調理時間 20分
冬のキャベツは肉厚で加熱すると甘味が増します。今回はそんなキャベツをたっぷりと使い、チーズやバターで香りよく仕上げた具だくさんのスープです。寒い季節、なかなかお水を飲んでくれないワンちゃんは少なくありません。食事から得られる水分で体の老廃物を出しやすくしてあげましょう。
<材料>(1食分)
キャベツ | 50g | |
じゃが芋 | 40g | |
人参 | 20g | |
セロリの茎 | 15g | |
セロリの葉 | 適量 | |
生椎茸 | 10g | |
卵 | 1個 | |
クリームチーズ | 20g | |
オリーブ油 | 小さじ1/2杯 | |
無塩バター | 5g | |
水 | 1カップ | |
鰹節 | 適量 |
<レシピ提供>
<作り方>
下準備として、キャベツは1.5センチ幅程度の色紙状に切ります。
じゃが芋、人参もキャベツに合わせて薄めに切ります。
セロリの茎は筋をとって薄切りにし、生椎茸は細かく刻みます。
フライパンにオリーブ油を入れ、じゃが芋と人参を中火で炒めます。
じゃが芋が少し透き通ってきたら、キャベツ、セロリの茎、生椎茸を加え、全体にサッと炒めます。その後、水1カップを入れ、蓋をし、沸騰したら中火の弱火にして10分~12分程度煮込みます。
2.を煮込んでる間に別のフライパンにバターを入れて火にかけ、溶き卵を入れ、スクランブルエッグを作っておきます。
2.のスープをクリームチーズに少し加えて滑らかにし、スープ全体に混ぜたら火を止め、セロリの葉も細かく刻んで混ぜます。
4.にスクランブルエッグを加えて、お皿に盛り、鰹節をのせたら完成です。
<栄養ポイント>
<キャベツ>
別名「キャベジン」と呼ばれるビタミンUが含まれており、胃粘膜を保護、修復する働きがあります。
また、赤血球を作ったり、細胞分裂をする際に必要な葉酸や利尿作用のあるカリウム、骨や歯の強化に繋がるカルシウム、血液凝固作用のあるビタミンKなども含まれています。
その他、イソチオシアネートという成分の発ガン性物質の活性を抑える働きも注目されています。
<じゃが芋>
ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの合成を促進したり、抗酸化作用により活性酸素を消去する他、鉄分の吸収を助ける働きもあります。
ビタミンCは熱に弱い特性がありますが、じゃが芋の主成分であるでんぷん質に守られるため、加熱による損失が少なく効率良く摂取することができます。
<人参>
βカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンはビタミンCと同様に抗酸化作用があり、特に皮の部分に多く含まれています。
きれいに洗って皮ごと調理すると良いでしょう。
また、油と一緒に摂取すると吸収率が高まります。
その他、体内の余分な塩分の排泄を助けるカリウムや整腸作用のある食物繊維も含まれています。
<セロリ>
香り成分が数十種類含まれており、精神を安定させるリラックス効果があります。
また、ピラジンという成分は葉の部分に多く含まれており、血流改善効果が期待できます。
その他には、キャベツと同様にビタミンUやカリウムなども含まれています。
<卵>
三大栄養素をはじめ、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれています。
必須アミノ酸でもあるメチオニンには、活性酸素を抑える他、体の老廃物などの毒素を排泄してくれる働きがあります。
また、卵黄に含まれるレシチンは、体内のアセチルコリンという神経伝達物質の元となる成分で、血中コレステロールの抑制や脳の働きを活発にする効果があります。