薬膳風わんこ七草粥
調理時間 20分
七草粥は、中国から伝えられた薬膳の一つで、古くは肉や野菜、薬膳食材を煮込んだスープが日本に伝えられたもので、実はとても滋味深いものだったのです。このレシピには、みかんの皮を乾燥させて簡単に自宅で作れるちんぴ(陳皮)や松の実も入れて餡を作ってみました。具材を魚や鶏卵に代えて、アレンジをお楽しみください。
<材料>(1食分)
●白粥 | . | |
白米 | 70g | |
水 | 100〜150g | |
●薬膳風くず餡 | . | |
鶏肉 | 40g | |
七草セット | 40g | |
きざみ昆布 | 一つまみ | |
生姜 | 薄切り1枚 | |
松の実 | 10粒 | |
ちんぴ | 小さじ1/4 | |
水 | 150〜200g | |
葛粉 | 小さじ1 | |
水(葛粉用) | 小さじ1 |
<レシピ提供>
<作り方>
白粥の材料を鍋に入れ、水分がなくなるまで弱火にかけ、器に盛り付ける。
鶏肉、七草セット、生姜をわんちゃんのお口サイズに刻む。
鍋にきざみ昆布と水をいれ沸かし、2.と松の実、ちんぴを入れ柔らかくなるまで煮る。
葛粉を分量の水で溶き、3.に流し入れとろみがつくまで加熱する。
1.の白粥の上にかけて出来上がり。
<栄養ポイント>
七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの七つです。
どれも苦みのある食材で、食べ過ぎて胃に溜まった熱や溜まったものを排出して、消化器系を整える働きがあります。
今の時代でもポピュラーな蕪や大根も七草のなかのひとつで、すずな、すずしろと言われ、消化を促したり、助けたりする働きがあります。
鶏肉は、お腹を温め、寒さで冷えで滞った体の機能の巡りをよくしてくれる働きがあります。
松の実には、肺を潤し咳を止める作用があります。また便通の促進にも有効です。
ちんぴ(陳皮)は、ウンシュウミカンの皮を乾燥させたもの。
寒さで滞っている体の機能の働きを巡らす作用があります。
また、お腹を温めたり、消化機能を調整して正常に戻してくれる作用があります。
みかんの季節、無農薬のものがあれば、乾燥させて刻んで家庭で作ることができます。