ペットと一緒に楽しむ簡単おせち
調理時間 60分
お正月の晴れの日のご飯に、飼い主さんと同じ材料で作るペットのおせちレシピです。飼い主さんがお正月の準備をする際に、簡単で負担が少なく準備ができる食材で作れます。別に作る手間は最小限。これに、人間が食べる際は味付けをするだけで一緒に召しあがることもできますよ。
<材料>(1食分)
ぶり(さわら、鯛、鮭などの白身魚でも良い) | 30g | |
さつまいも | 30g | |
鶏もも肉、炊いたご飯、りんご | 各25g | |
里芋、れんこん | 各15g | |
長いも | 12g | |
大根、みかん(絞ったもの) | 各10g | |
にんじん | 10g×4 | |
いんげん | 4gと2本 | |
しいたけ | 3g | |
昆布 | 1g | |
牛肉 | 薄切り1枚 | |
たまご | 1/4個×2 | |
きぬさや | 2さや | |
リンゴ酢 | 小さじ1弱 | |
水 | 大さじ1/4 | |
(※写真には無添加の小魚も入っています) | . |
<レシピ提供>
<作り方>
[なます]
1.大根10gとにんじん10gを千切りにし、少量の塩(分量外)を振って5分ほど置く。
2.[なます]1.を水で洗い、ボウルに入れたらリンゴ酢を回しいれ、全体になじませたら出来上がり。
[お煮しめ]
1.鶏もも肉25g、里芋15g、れんこん15g、にんじん10g、いんげん4g、しいたけ3g、昆布1gを全て食べやすい大きさに切る。
2.同時にきぬさやは筋を取っておく。
いんげん2本はへたを取り、半分の長さにする。
にんじん10gはいんげんと長さを揃え、細切りにする。
更に輪切りにしたにんじん10gは型抜きをし、残った部分は細かく切ってお煮しめ用にする。
[お煮しめ]
3.鍋に水を入れ、昆布をはさみで細かく切り入れてから火にかける。
沸騰したら、[お煮しめ]2.の材料をにんじん→いんげん→きぬさやの順に入れて火を通し、火が通ったら取り出し、いんげんときぬさやは水に取り出して色止めをする。
(→いんげんの一部とにんじん・きぬさやは野菜の牛肉巻きとみかん寿司に使います)
[お煮しめ]
4.取り出した後の鍋に[お煮しめ]1.の材料を全て入れて煮込む。
煮込んでいる間に[お煮しめ]3.で取り出した後、余ったインゲンを輪切りにしておく。
5.火が通ったら、[お煮しめ]4.の輪切りにしたいんげんを入れ、さっと混ぜてひと煮立ちしたら出来上がり。
冷ましてから盛り付ける。
[野菜の牛肉巻き]
1.牛肉薄切り1枚に、[お煮しめ]2.で火を通したいんげんとにんじんを横に並べ、くるくると巻く。
2.フライパンに巻いた部分が下になるように置いて中火程度で焼く。
3.下の部分に火が通ったら全体に火が通るように返しながら焼き、焼き色がついたら出来上がり。
[だて巻き]
1.ボウルに卵を割り、解きほぐす。
長いもはすりおろす。
2.フライパンに油(分量外)を入れて、薄焼き卵を1枚作り取り出しておく。
(→みかん寿司の錦糸卵になります)
3.残りの卵に[だて巻き]1.のすりおろした長芋を入れ、フライパンに流し、弱火でじっくり火を通す。
[だて巻き]
4.表面までしっかり固まったら、ラップを引いた巻きすの上に取り出し、熱いうちに巻いて輪ゴムなどで止めておく。
5.冷めたら切り分けて出来上がり。
(※巻きすがない場合はラップに取り出して巻いて、輪ゴムなどで止めておくこともできます。但し火傷にはお気を付けください。)
[みかん寿司]
1.みかんを皮をむいて搾っておく。
きぬさやは斜めに細切りに、だて巻きづくりで作った薄焼き卵も細切りにして錦糸卵を作る。
2.炊いたご飯の粗熱を録ったら、みかんの搾り汁をさっと入れて混ぜ合わせる。
3.上にきぬさやと錦糸卵、型抜きしたにんじんを飾って出来上がり。
[ぶりの焼き物]
1.フライパンにぶりを入れて片面を焼き、軽く焼き目がついたらひっくり返して少し水を入れ、蒸し焼きにする。
(冷ました後、ご家族の食べやすい大きさにほぐすなどしてください。)
[りんごきんとん]
1.さつまいもを大きめの乱切りにし、15分ほど蒸してふかす。
2.さつまいもをふかしている間に、りんごの2/3量をすりおろして残りを粗めに切る。
3.鍋に[りんごきんとん]2.と水を入れて弱火で少し煮詰める。
[りんごきんとん]
4.[りんごきんとん]1.のさつまいもがまだ熱いうちに皮をむいてボールに移してフォークの背などで粗めにつぶす。
5.[りんごきんとん]4.に[りんごきんとん]3.のりんごをいれて混ぜ、さまして出来上がり。
<栄養ポイント>
様々なメニューで大活躍のにんじんは、β-カロテンの多い食材です。
強力な抗酸化作用、そして今回は使用していませんが正月の頃に出てくる金時にんじん等、赤色の色素が強い東洋のにんじんに多く含まれるリコピンには、抗がん作用も認められています。
カリウムも多く血圧の安定や、動脈硬化の予防なども期待できます。
りんごは海外では「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という言葉があるくらい、からだに良い効果をもたらす成分が多く含まれています。
素早いエネルギー代謝の元になる果糖やブドウ糖等の糖分、そして水溶性食物繊維のペクチンも多く含まれ排泄を促します。
皮の赤い部分には抗酸化作用をもつアントシアニンが、そして酸味を構成するクエン酸やリンゴ酸等は活性酸素の除去や、疲労回復なども期待できます。
また、リンゴ酢にはカリウムが多く含まれているので、利尿作用が見込めます。
更にお酢には殺菌効果があるので、寒い時期とはいえ、塩分などによる保存が難しい分、酢による保存力を高めることもできます。
みかんといえば代表的な栄養はビタミンC、そして酸味のクエン酸です。
疲労回復や風邪や感染症の予防に効果的といわれます。
愛媛にはみかん寿司という郷土料理があり、みかんジュースを入れてご飯を炊きますが、みかんのビタミンCは加熱にも水にも弱いため、今回は搾り汁をすし酢に見立てて混ぜるレシピの方で作りました。
味を調えれば人も楽しめますよ。