鮭と旬野菜の甘酒スープ
調理時間 15分
<材料>(1食分)
鮭 | 1切れ | |
れんこん | 35g | |
かぶ | 25g | |
にんじん | 15g | |
甘酒(ノンアルコール) | 20ml | |
水 | 200ml | |
昆布 | 2g |
<レシピ提供>
ペット食育協会
<作り方>
鮭は食べやすい大きさに、れんこん・かぶの実部分は1cm角程度にカット
かぶの葉は細かくカットし、にんじんはすりおろす
鍋に水と昆布を入れて沸騰させる(昆布は出汁をとるだけでなく、そのまま食材の1つとするため食べやすいよう小さくカットしました)
3に1を入れ煮る
4の野菜が柔らかくなったら2と甘酒を入れ、一煮立ちさせる
<栄養ポイント>
<鮭>
健康に良くて低カロリー、老化防止にもなるスーパーアンチエイジングフードとして、世界的に注目されています。
主な栄養成分のたんぱく質は、消化吸収が良く、美肌効果の高いアスタキサンチンや、必須脂肪酸を豊富に含んでいます。
その中でも、DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)という脂肪酸が豊富。
DHAは脳神経の発達を助け、記憶力や学習能力を高める効果があると言われており、EPAは血液サラサラ成分で、血中コレステロールや血圧・血糖値を下げると言われています。
そして、ビタミン類も豊富なため、ダイエット食にも最適と言われています。
ビタミンB1は糖質の代謝を促し、ビタミンB2は脂質の代謝を助けて、体内の糖と脂質を燃やしてくれる効果があるとされています。
さらにビタミンAは、胃腸や気管支の調子を整え、ビタミンDは骨粗しょう症予防に効果的です。
<れんこん>
淡白な見かけによらずビタミンCが多く、カリウム・カルシウム・鉄などのミネラルも豊富です。
また、野菜には珍しいビタミンB1・B2が含まれており、貧血予防にも効果があります。
下準備として切ったらアク抜き+変色しないよう酢水にさらすことが多いですが、そのアク・変色の原因がポリフェノールの1種タンニン。これには抗酸化作用・消炎効果・収れん作用があります。
見栄えにこだわらない場合は、なるべくアク(タンニン)抜きせずに使いたいものです。そして酢水に浸けたれんこんは、加熱してもホクホクにならないので、煮物用には酢は不要です。
あと、不溶性食物繊維やねばり成分も豊富なため、便秘の改善や整腸・粘膜や胃の保護など、頼もしい野菜です。
<かぶ>
丸い実の大部分は水分ですが、ビタミンCやカリウムが比較的多く、消化酵素のジアスターゼが含まれています。
実よりも栄養価が高いのが葉の部分。カロテン・ビタミンB1・B2・C・カルシウムなどが豊富です。
※ ジアスターゼは熱に弱いので、生のまま食べるのが効果的です。が、今回のレシピはにおいや味に癖もなく、煮汁や他の食材のエキスもたっぷり吸い、ホクホクした食感も楽しめる煮物使いに。ジアスターゼの効果は消失しますが、他の栄養効果・旬だからこその旨味は消失しません。
アチラを立てる調理… コチラを立てる調理… と、色々試すのも楽しいものですね。
<甘酒>
甘酒に含まれる植物性乳酸菌は、胃酸や胆汁に強く、生きたまま腸に達することができ、整腸作用と便通改善の効果があります。
麹の力で肉や野菜を柔らかくしてくれますし、過度な味付けを不要とするワンちゃん・ネコちゃんへの手作りごはんの調味料としても活躍してくれます。