さつまいもと鶏そぼろのお粥
調理時間 30分
夏の疲れが残る時期、なんだか食欲がわかない時でも美味しくいただけ、そしておなかに優しい芋粥はいかがでしょうか。
白粥と具の部分を別々に作り最後に混ぜるので、それぞれの様子に応じて量の増減がしやすくもなっています。
(体重10キロの子に1日2回与えた場合の1食分の分量)
<材料>(1食分)
鶏ひき肉 | 50g | |
さつまいも | 30g | |
にんじん | 20g | |
小松菜 | 15g | |
しいたけ | 10g | |
米 | 23g | |
お湯 | 150ml | |
ごま(今回はすりごま使用) | 適量 |
<レシピ提供>
<作り方>
さつまいもは小さめの角切り、にんじん・しいたけは粗みじん切り、
小松菜はさっとゆでて小口切りにしておく。
分量のお湯を鍋で強火で沸かし、
沸騰した中に米を入れそのまま3分ほど煮たところで、
お米が軽く踊るくらいの強さまで火を弱め、時々混ぜる。
別の鍋に鶏ひき肉とひたひた程度の水(分量外)を入れて中弱火で煮る。
3.のひき肉に火が通ったら1.のさつまいもとにんじんを入れる。
水分が少ないようならばうっすら被る程度まで水を足す。
ひと煮立ちしたらしいたけも入れて、水分を少し飛ばすように煮る。
2.のお米に粘り気が出てきたら火を止めて蓋をして蒸らす。
4.と5.を混ぜ合わせて冷まし、器に盛り、
小松菜を添え、すりごまを振りかければできあがり。
<栄養ポイント>
さつまいもには炭水化物を始め、抗酸化作用の高いビタミンE、腸のお掃除にもなる水溶性の食物繊維等、豊富な栄養素が含まれています。
熱に弱いビタミンCですが、さつまいものビタミンCはデンプンの働きで加熱でも壊れづらい性質があるため、
風邪予防やストレス軽減などの作用が期待できます。
犬が大好きな甘味のショ糖も含まれており、満足感も得やすいことから、食の細い子たちにもおすすめです。
しいたけにはビタミンDが多く含まれ、体内のカルシウムの吸収を高めたり、骨への沈着を助けたりします。
また、老化抑制が見込まれるグルタミン酸等、多くの機能性成分が含まれています。
β-カロテンとの相性がいいため、にんじんとの相性も抜群です。
ごまの成分の半分以上が脂質で、リノール酸をはじめとした不飽和脂肪酸が多く、また抗酸化物質のセサミンが含まれており、
老化抑制や肝機能の改善などに効果的と言われています。
ごまは皮が硬いため、そのままでは消化がされず排泄されることもあります。
しっかり栄養を取るべく、すりごまにしてあげましょう。
また今回は既製品のすりごまを使用しましたが、できれば直前にゴマすり器などで擦ってあげると、
酸化が少なく新鮮な成分を取り入れることができるのでお勧めです。