水生生物のライフライン

水の汚れにもいろいろな種類があり、物理濾過、生物濾過、吸着濾過…水の浄化に関する商品を、浄水や下水といった他分野からも、常に最先端の情報を取り入れ、メンテナンス労力を軽減できる画期的かつ独創性の高い製品の開発を目指しております。

酵素とは

酵素とは、他の物質を分解や合成したりする際に触媒として働く化学物質(タンパク質)で、酵素自体は生き物ではありません。この酵素を作り出すのがバクテリアです。

皆様干潟はご存知でしょうか。干潟は、川から流れてきた有機物や栄養塩が堆積し、それらを分解するバクテリアが多く発生します。しかし京都大学 豊原治彦准教授らの研究で、干潟に生息するバクテリアが分泌する酵素(アミラーゼやプロテアーゼ)を土壌成分が吸着し、有機物などが分解されている、つまり土壌自体もろ過作用を持っていることが明らかになっています。

ジェックスではこの事実に基づき、バクテリアの能力を活かす底砂の開発に着手しました。京都大学 豊原治彦准教授にご協力いただき、黒ぼく土が酵素の吸着能力が高い点に着目(グラフ1)、黒ぼく土をベースとするソイルに、バチルス属のバクテリアを添加することで、水槽のゴミを分解する能力の高い底砂を完成させました。

実験方法

均一な濃度のアミラーゼ水溶液に各種ソイルを入れ、一定時間後にアミラーゼ濃度を測定。実験開始時と終了時の差からソイルの酵素吸着量を計算。

グラフ1「黒系ソイルの酵素吸着能力の比較」

 

この研究から生まれたジェックス製品

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ベストバイオサンド

フンや残餌等の有機物を分解するバチルス属のバクテリアを配合。また、有機物を分解する時に必要な『酵素』を吸着しやすい『天然黒ボク土』を採用。

すばやく水を立ち上げ、長期間きれいな状態を維持します。

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