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産卵・孵化について

メダカの繁殖成功への道

メダカの繁殖期は、一般的には春~秋です。特に水温がだんだんと暖かくなる春~初夏がシーズンです。ただ、室内飼いの水槽で、ヒーターを使用している場合などは、年中時期を問わず産卵する場合もあるようです。またヒーターの設定温度が高すぎても、産卵しないことが多いようです。
メダカの産卵・孵化は、成功のポイントがあります。このサイトでは成功のポイントも併せてご紹介していますので、しっかりポイントをおさえてメダカライフを楽しみましょう。

メダカの1年

健康な親魚を育てる

丈夫な稚魚は丈夫な卵から生まれます。親魚がしっかり産卵・繁殖できる健康な状態に育てることが一番大切です。

メダカの元気POINT!「環境を整えよう」

繁殖用フードを与えたり、産卵に適した環境を整えましょう。

交尾 ~求愛行動と交尾、産卵~

  • メダカの求愛行動
  • メダカはオスからメスへ求愛をします。求愛行動は早朝(日の出の時刻)に行われます。
    繁殖期になると、メスの体内では卵が作られ、お腹が大きく膨らんできます。そのメスをオスが後ろから追いかけて、メスの周りをくるっと回転します。これが求愛行動です。
    この時、オスの胸ビレは興奮して黒くなりますので、よく観察してみましょう。

  • メダカの交尾
  • メスがオスの求愛を受け入れると、今度は交尾行動が見られます。
    交尾は、オスがメスに寄り添って泳ぎ、背ビレと尻ビレでメスを抱きかかえるようにして行います。
    このときメスの下腹部に白く丸いものが複数くっついていれば、それが卵です。
    交尾の時間は約30秒程。
    求愛行動から産卵まで短時間で行われますので、観察の機会を逃さないようにしましょう。

メダカの元気POINT!「繁殖しやすい条件」

  • 水温 20℃~25℃
  • 日照時間 13時間以上
  • Ph 約7.0~8.0(中性~アルカリ性)
  • オスとメスの比率 オス1 : メス2

卵を産みつける

卵を産みつける

卵を産みつける

メスの下腹部に丸いものが複数くっついていればそれが卵です。
産卵した卵はしばらくの間はメスのお腹にくっついていますが、やがて水草や藻にくっつけられます。メダカが卵をくっつけやすいよう、事前に水草や産卵床を用意しておきましょう。

メダカの元気POINT!「採卵のススメ」

卵が底に落ちた場合はスポイトで吸出して別容器に移します。産卵シーズンでは、何度も卵を産むので、産卵床は繰り返し使えるものが便利です。

メダカの元気POINT!「産卵の観察の工夫」

メダカは早朝に産卵するので、観察しようとすると早起きが必要となりますが、下記の方法を使えば簡単に産卵を観察できます。

  1. メスとオスの水槽を仕切って分けます。
  2. 観察の前日に暗い布などで水槽を暗くしておきます。
  3. 観察の直前に布と仕切をはずします。

卵を守る ~卵を孵化用の水槽に移す~

産卵した卵は親メダカが卵を食べてしまう恐れがあるため別の水槽で保護する必要があります。卵がくっついている水草や藻ごと移します。
孵化用の水槽は、フィルター以外は親メダカ水槽と基本的に同じ環境にしてください。底砂利を敷き、卵がくっついた水草や藻を入れます。フィルターの水流は子メダカにとって強すぎて、吸い込まれてしまう為、フィルターは設置せずにエアレーションを弱めに行います。

メダカの元気POINT!「採取する時は」

有精卵と無精卵の見分け方
無精卵は取り除かないと水カビの発生などの原因になりますので、取り除きましょう。
無精卵は白く濁っており、手でつまむと簡単に潰れてしまいます。
有精卵は透明で、手でつまんだくらいでは簡単には潰れません。

メスのお腹から卵を採取する場合
実は、メダカの卵はメスのお腹に付着している段階で、他のメダカに食べられてしまうことが多々あります。
効率よく卵を採取したい場合は、メスのお腹についている卵を直接採取するのが効果的です。採取する時はメスの体を傷つけないよう、水につけながら網ですくい、そっと卵をつまんで採取しましょう。

孵化するまでの卵の変化

卵が孵化するには水温25℃の場合、約10日間(250℃日)必要と言われていますが、水温によって孵化する日数は変わります。
ここでは、メダカが孵化するまでの過程をご説明します。

  • 1日目

    1日目受精したばかりの卵の中には、小さな泡の粒が多数見られます。これを油滴といいます。
    受精から12時間後には、油滴が集まってきていくつかの粒になります。この油滴の反対側に、メダカの体となる胚盤ができてきます。

  • 3日目

    3日目胚盤が成長し、頭と目ができます。

  • 4日目

    4日目卵の中に頭、背、尾ができます。卵の中で丸まっているのが分かります。

  • 6日目

    6日目目が黒くなり、心臓や血管が確認できるようになりました。

  • 7日目

    7日目卵の中で頻繁に回転運動をします。

  • 9日目

    9日目産んで間のないメダカの卵は、固くてなかなか破れません。メダカはふ化の直前に卵内で、くちから酵素を出し、その酸素で卵を柔らかくします。

  • 10日目

    10日目柔らかくなった卵を破って孵化しました。

成長

孵化がある程度進んだら、殻がゴミとなって溜まっている場合があるので、これらをスポイト等で取り除いてあげましょう。

環境

水温は25℃に保ちます。
稚魚は水質の変化に敏感なので、なるべく水替えはせず、生まれた飼育水から水質を変えないようにしましょう。

通常環境ではエアーレーションで水流ができてエサが流れてしまったり、沈んでしまうなどの問題がありますので、水流のない環境をつくることも必要です。また水流があることによって体力の無い稚魚は泳ぎ疲れてしまいます。

エサ

孵化した時の稚魚は4mm~5mmで孵化後3日ほどで卵黄を吸収し終えてエサを食べるようになります。
一日1回~2回粉末状の稚魚用のエサや親メダカのエサをすりつぶして稚魚に与えます。粉末状のエサを与える場合には水面に浮いている時間がある程度必要です。与えすぎは水を汚すので気をつけてください。

2、3週間ほどして、稚魚がある程度大きくなってくれば、親メダカのエサを細かくしたものを与えると良いでしょう。

またグリーンウォーターの中で稚魚を育てると、植物プランクトンがよく発生していますので、動物性ブランクトンが増殖して稚魚のエサ替わりとなります。

稚魚から親魚へ ~水槽への引っ越し~

稚魚から親魚へ ~水槽への引っ越し~

小さいうちに水槽に入れてしまうと、親メダカたちに食べられてしまう恐れがありますので、子どもが親の半分ぐらいの大きさになったら、元の水槽に戻します。
この頃には親メダカと同じエサを食べられるようになっています。

メダカの元気POINT!「移動させる時は」

メダカが傷ついたり挟まったりしない、丈夫で細かいネットを使用しましょう。

お部屋で眺めよう

あなたが愛情を込めて育てたメダカの美しい姿を、観賞しやすい水槽でじっくり眺めましょう。水草やアクセサリーを飾ると、より一層美しくみせることができます。